パチスロ生活に夢などない!

 

パチンコと違いパチスロはどんな時にも、中途半端に見せかけの希望があります。
パチスロ中毒者にとって不労所得の夢であり、働かなくていいという幻想が常に見えてしまうのです。

 

パチスロ生活者の存在

やらない人にとっては現実感が無いかもしれませんが、パチンコと違いパチスロは理論上勝ち続ける事が可能です。
そしてそれを実践しているパチスロ生活者(いわゆるスロプロ)という人が現実に存在します。
過去にはパチンコ生活者(パチプロ)もいたのですが、今は極僅かしか生き残っていません。

 

パチスロには設定というものが存在し、基本的に1〜6の段階があります。
1は打ち続けると負けてしまう設定で、6は打ち続けると勝てる設定なのです。
大体は設定3から負けない確率が上がり、6に近い程勝率が上がっていきます。

 

そしてこの設定はパチンコ店が決めるので、極論全国のパチンコ店を見れば毎日設定6が存在します。
勿論移動的に全国は回れませんが、一部地域で見ると毎日店を回るに十分な場所があります。
都会であればあるほどパチンコ店の数は多く、経験とタイミングさえ噛み合えば毎日勝てるパチスロに座れる可能性があるのです。

 

設定以外にもパチスロには勝ちやすい特典やタイミングがあります。
パチンコ店が営業している間これを狙い続ければ、お店が多い地域ほど勝てる可能性があるのです。
これは他業種と一緒で、ライバル店が近くに多い程競争が激しくなり、いわゆる出る店というものが増えるのです。

 

現実の生活ラインをどこに設定するかにもよりますが、良い地域では一人暮らし程度の額ならパチスロで稼ぐことは「可能」です。
理論上の話ではなく、月20万〜40万円ラインで稼いでいる人は現実に存在し、アウトローの一部にはこれを憧れにする人が僅かながら存在します。

 

これは現在のパチンコ店不況での話で、全盛期には月100万円以上のスロプロが存在しました。
冗談とはいえ、働かなくてもいい暮らしがしたいと思うことは誰しもあると思います。
ほんの10年〜20年前には、それをパチスロで現実にした人々が存在したのです。

 

勝てるものとして煽った先は

そしてパチスロはパチンコと違い、紹介雑誌やインターネットも勝てることを前提に紹介されます。
自分の行動範囲のパチンコ店に設定6があるかどうかは別にして、設定6を前提とした攻略や情報が少し探せば溢れています。

 

そして実際に設定6で勝った経験が、パチスロを打つ人の脳に強烈に刻むのです。
設定6にさえ辿り着ければ、お金を儲けることができる。
この感覚は、やがて運でなく実力でお金を儲けられるという錯覚に繋がります。

 

常に大量の軍資金が必要

さてこうなると、パチスロで勝つ事を前提に予定を組み立てることになります。
パチンコ店は店によっていい日悪い日が存在し、設定は毎日変えられるのです。
そうなるとパチンコ店が開いている日は常に店にいる必要があり、また打つための軍資金も常に用意しておかなければいけません。

 

今のパチスロはギャンブル性が高く、10万円入れてそれを取り返すということが珍しくありません。
これは1日単位なので、月単位で考えると毎日パチスロを打つには、200万円程度の種銭が必要となります。
もうやらない人にとっては別次元の話ですが、実際パチスロ全盛期にはそんな人が沢山いました。

 

さて当然ですが、パチスロ全体で見れば負ける人のほうが多いです。
しかし少数ながら探せば勝てる台があるのは事実で、それが存在するからこそやめられなくなってしまいます。
確実に勝てる台を見つけることは誰にもできませんが、パチンコと違い自身の読みと知識で勝ちに近づくことは誰にでもできる、ここがパチスロの落とし穴です。
設定を探す上で、特別な才能は必要ありません。
ただ経験と知識で店にある高設定(設定4〜6の事)を見つけられれば、老若男女関係なく勝つことができるのです。

 

そして地域によってはそれを現実としているスロプロがいます。
こうなると、自分もできるかもしれないと思ってしまうのです。

 

 

「働かなくても生きていけるかもしれない」

 

 

株にも言えることですが、今の人にとってこの誘惑はとても魅力的です。
余暇が作りやすい大学生やフリーターを中心に、勝てば勝つほどこの誘惑に囚われていくのです。

 

しかし現実は勝っている人でも、とても現金の動きが激しい生活になります。
1か月で50万円負けたと思えば、10日もしないうちに100万円勝ったなんて事があり得る世界です。
この最初の軍資金を用意するために、キャッシングに走る人は沢山います。
というより、スロプロ月100万円時代はその裏でお金を借りて打つ人々がとても多く、社会問題に発展しました。
ギャンブル性の高い特定のパチスロ台は、自殺者製造台と言われるほどパチスロ打ちを魅了したのです。

 

また当時はとにかく関連雑誌が煽りました。
200万円の借金をパチスロで返済した実話を漫画化したり、パチスロで生活する為の指南本まで出る始末です。
そしてこれは地域差が激しいという問題はありましたが、当時はその通りにやれば生活できてしまったのです。

 

そして現実として、ギャンブル代を欲しがる消費者金融の利用者が完全にメイン顧客でした。
パチンコ店の規模が大きくなっていくにつれ、多くの誘惑に耐え切れなかった人を道連れに消費者金融も大きくなっていったのです。

 

これはグレーゾーン金利と、融資条件が見直されるまで続きました。
パチンコ屋と消費者金融のバブルであり、ギャンブルが歪ませた狂気の時代だったのです。

 

パチスロ生活などしない方がいい

さて、パチスロ生活は可能不可能で言えば可能ですが、そんな生活はできてもしない方がいいのは当然です。
これからもパチスロ自体は規制で厳しくなっていきますし、パチスロ生活はその性質故に人生の殆どをパチスロに捧げることになります。
たとえ成功しても残るのはお金だけで、振り返ってみればほぼ何もない人生であることは間違いありません。

 

不労所得は一種の夢ではありますが、それをパチスロで叶えても夢のような生活には決してなりませんよ。

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