え?3社・4社・5社借りているの?

多重債務の意味とは

 

多重債務とは複数の金融機関等からお金を借りている状況を意味します。たとえ借金の総額が同一であったとしても、借入先が一箇所の人と複数の人とでは、複数の貸金業者からお金を借りている人の方が多くのデメリットを被っている可能性が高いです。

 

例えば、12万円借りた人が12ヶ月で分割して返済していくとします。この場合、借入先が一箇所の債務者ならば、毎月1万円ずつ返済をすることで、12ヶ月後の完済することができます。(利息の事は抜きで単純に計算しています。)

 

しかし、これが多重債務者の場合ですと、厄介な事になります。たとえ借金の総額が同じ12万円だったとしても、債権者が3箇所あると、債務者は毎月3万円ずつ返済することになります。借金の額が同じでも、返済先が増えた分だけ月々の返済額が倍増されていくので、債務者は経済的に苦しい毎日を送ることになります。

 

最悪の場合、月々の支払いに追いつかず、新たに借金を重ねてしまい、借入先を増やしてしまう事にもなります。一度多重債務の悪循環にハマってしまうと、なかなか抜け出すことができず、堕ちる所まで堕ちてしまいやすくなるのです。

 

ただし、多重債務者は最後の手段として自己破産という形で借金の問題を片付けることができます。そのため、貸金業者側からすれば、できるだけ貸したくない相手になります。

 

複数の金融で借りると返済日が各金融会社でまちまちなので煩雑になりやすく返済するのを忘れたり間に合わなかったりもします。

 

返すお金が無い場合延滞を避けるためには最低でも利息だけは支払わなければならないので、元金がいつまで経っても減らずずっと借金返済生活が続く事になるので多重債務になる前に何とか踏みとどまってもらいたいと思います。

 

多重債務だとお金が借りにくくなる?

 

まだお金を借りた事がない人、もしくは他社借入件数が極端に少ない人と違い、多重債務を抱えている人は貸金業者からお金を借りるのが困難になります。

 

まだ借金を抱えていない人というのは、どこよりも優先的に業者へ返済をしてくれます。しかし、多重債務者の場合、お金を貸したとしても優先的に返済してもらえる可能性は低く、むしろ先にお金を貸してくれた業者の返済を優先し、後からお金を貸してくれた業者への返済を先延ばしにする恐れがあります。

 

返済を後回しにされるとなかなか債権を回収することができず、最悪のケースとしては自己破産をされ、利息どころか元金さえ回収できなくなる恐れがあります。

 

このように、債権者側にとって多重債務者にお金を貸すことはリスクでしかありません。できるだけお金を貸したくないというのが本音です。そのような理由からか、たとえ借金の総額が同じであったとしても、借入件数が1件の人と複数の人とでは、複数の人の方が消費者金融会社の審査で落ちしてしまうリスクが高くなります。

 

しかし、これは反対に言えば、多少借金の額が高かったとしても、借入件数が少なければ新たにお金を借りれる可能性があるということです。現在多重債務を抱えているという人で、どうしても新たにお金を借りたいという時は、まずは一つでも多く借金を完済しておいた方が良いです。

 

返済先を一箇所にまとめるだけで、審査落ちのリスクを減らし、新たにお金を借りれる可能性を高くすることができます。

 

借金は一本化したほうが得か損か

 

借金の一本化とは、複数の会社から借入している状態を解消し、全ての借金を一社にまとめてしまう事です。その方法は単純で、まとめる予定の会社からその他の会社の借入金の全額を精算するお金を新たに借入れ、返済に充てるのです。当然ながら、新たに借入れた中に自由に使えるお金は1円もありませんので、手間ばかりが掛かってメリットは何も無いように感じます。本当にそうでしょうか。

 

まず、毎月支払時期になると複数の会社の支払い日と、それぞれの支払金額を確認して準備しなければなりません。またそれぞれに支払方法や場所も異なっているでしょう。仮に銀行振込みや提携ATMで支払っているなら、毎回の手数料だけでも馬鹿になりません。また数社からの支払いに追われるのは、精神的にも苦痛です。それらが一度の支払いに集約される事で時間もお金も節約でき、気持ちも楽になります。

 

現実的利益の面では利息があります。100万円以上の借入れが複数ある方はそう多くは無く、ほとんどの場合は100万円未満の借入れが複数あると思われます。それを全て合わせる事で、1社からの借入残高が100万円を超えれば利点が生まれるのです。

 

消費者金融では、利息制限法の上限付近で金利設定することが一般的です。100万円未満の場合の上限金利は年率18%ですが、元本が100万円を超えると上限金利は年率15%に下がります。仮に借入残高が200万円なら、僅かに3%の差ですが毎月の返済額では約3000円、返済総額で20万円以上の差となるのです。この一点だけでも、一本化のメリットは十分あると言えるでしょう。

 

残念ながらデメリットもある

 

しかし、おまとめローンにした場合、デメリットもあります。

 

銀行のおまとめローンに借り換えることが可能になった場合、金利が低く設定されると思います。
ここだけ見ていれば金利が安くなった、ラッキーという風に見間違えます。

 

年間に支払う金利は安くなるかもしれませんが、長い期間をかけて返済する事で合計の利息が増えるという可能性もはらんでいます。

 

一本化にしたほうがいいのか、それとも今のまま継続するかは金利と支払うであろう利息合計と手数料全てを合わせて考える必要があります。